自社テックブログの更新頻度を2年で6倍にした話

f:id:mogmog2:20171207133326j:plain こんにちは、Speeeで広報をしているmogmog2です。
この記事は Speee Advent Calendar 2017 7日目の記事です。
6日目は @yhatt による Rails 5.1 Encrypted secrets を config gem と併用する でした。

弊社には「Speee Developer Blog」というSpeee開発者ブログがあるのですが、
私がSpeeeに入社し、そのブログの運用を担当して1年半が経ちました。
投稿数・はてブ数が徐々に伸び始めたので、何をやってきたか振り返り、まとめてみました。 (個人ブログではなく会社の公式な開発者ブログの運用についてのお話です)

運営する上での課題

運用を任されるまでのブログ投稿数は不定期ですが、2ヶ月に1回投稿という頻度でした。
そしていざ、運用頑張ろうと初めてみたところいくつか課題に当たりました。

  • ブログに書くネタがない!(と当時思ってた)
  • エンジニアのブログ投稿のモチベーションがあまり高くない
  • 投稿しても、はてブ数が伸びない

これらの課題に気づくまで、気づいてから何をしたか書いていきます。

プログラミングを勉強する

まず私がしたことは、エンジニアを知るための前座として、プログラミングを自分でやってみようと思い、TECH::CAMPという教室でRubyのプログラミングを1週間缶詰で習いました。
楽しく学びながら一通りの流れと、プログラミング用語が多少分かるようになったのは、
後にエンジニアとコミュニケーションをとっていくうえで大きかったです。

それから、とにかくエンジニアを知るということをはじめました。
社内エンジニア全員とランチを組み、業務で開発しているもの、興味ある技術から趣味まで聞いて回りました。
Speeeには複数の事業があり各エンジニアの業務内容は多岐に渡ります。
最初から全部把握することは難しかったのですが、コミュニケーションを取りながら少しづつ教えて貰うことで理解も進み、打ち解けていけたと思います。

投稿ネタは作るが勝ち

ブログの運用で大切なのは定期的な更新だと思っています。
あまり更新されていないブログだと、ヤル気を感じないですよね。
なので最初は週に2回の更新を目指しました。
しかし、エンジニアに書いて欲しいと言っても、書くことがないと困らせてしまう事が多く、
私がネタを探そうとしてもなかなか見つかりませんでした。

そうした中で、救世主となったのが、Speeeで半年に一度行っている「SpeeeKaigi」です。
Speeeのエンジニアが業務や個人で学習した技術を本気で披露するイベントで、
社内に技術をオープンに発信する文化を醸成したいという思い始めました。
tech.speee.jp このイベントで発表した内容をエンジニア全員にブログへ書いてもらうことで、
投稿数は着実に増えていきました。会社で長くブログを運用していくには、
定期的にそういった技術ネタが豊富に集まる場があるとかなり良いと感じました。

しかし、SpeeeKaigi発表内容をブログに書いて欲しいとお願いして全員が最初から、
投稿予定日に合わせて書いてくれるかというと、難しかったです。
日々の業務に追われ、薄れていく発表時の記憶を掘り起こして書くのは苦行だったと思います。

そこで、3回目のSpeeeKaigiからは全員発表から1週間でブログ下書きを提出する事にしました。
すぐに書けば記憶も確かですし、書くモチベーションも高いままなのでだいぶ提出が増えました。
下書きさえ貰えれば、内容によっては調整しながら、私の方で日程を調整して投稿ができます。

それでも、ブログ提出までいけない人もいるため、色々ヒアリングを重ねました。
聞いてみると書く気がない訳ではなく、業務に追われ自分では書く時間が確保出来ない事が 原因であることが多いのではと感じました。

そこで、週に1度、1時間半ブログに当ててもらう為のMTGをするようになりました。
SpeeeKaigiだけでなくブログネタが有る人を随時アサインしていくようにしています。
お菓子を用意して、チャットなどはすべて閉じてもらう環境にしています。
集中して書けますし、ブログの書き方などその場に集まったエンジニアに相談できたりします。
逆にこのMTGに参加したくない人は、それまでに提出してくれる副次効果もありましたw
まだ課題はありますが、しばらく続けていきたいなと思っています。

アウトプットする文化

最初は私からブログを書いて頂けませんかとお願いすることが多かったです。(今もありますが)
ですが、最近では、「これブログで書けるんじゃない?」という発言がエンジニア側から
出てくるようになりました。本当に嬉しいです。

以前はブログを書くことに後ろ向きな意見もありましたが、
徐々にアウトプットする風土や文化が根づいてきた感じがします。

  • Kibelaという社内用ブログとWikiに、メモや議事録の感覚でアウトプット
  • 開発部顧問がアウトプットの重要性をエンジニアだけでなく全社に言い続けた

色んな施策は他にも色々としてきましたが、ブログでのアウトプットにフォーカスするなら
振り返ると上記2点が大きかったのではないかと思っています。

まずは、エンジニア以外にもアウトプットの重要性を伝えることでエンジニアだけがやっている
特殊なことではなく、皆が自然にやっている環境になりました。

また、言い続ける+αで全社で共有できるアウトプットの場としてKibelaが導入されたことで、徐々に書くことへの抵抗が無くなり、アウトプットの癖がついてきたと思います。
そうした社員のKibelaの投稿内容を見ているとブログネタになるものもあり、
開発者ブログへの投稿を検討してもらうこともあります。

まとめ

ブログの運用は本当に社内のいろんな方の支えで成り立っているなと書いていて感じました。
(一つひとつの社内の動きの後ろで色んな方が関わってます)

投稿数は2年前の2015年と比べるとなんと約6倍になりました!(2014年とだと約2倍)
それに、自然とブクマ数も伸びていました。
あるメディアの方が"speee" というキーワードで50ブクマ以上ついている記事がどれだけあるか調べて下さったのですが、 以下のような結果になっていました。

- 2014年度(2014/04/01 ~ 2015/03/31)は ゼロ、
- 2015年度(2015/04/01 ~ 2016/03/31)は 7、
- 2016年度(2016/04/01 ~ 2017/03/31)は 18、
- 2017年度(2016/04/01 ~ 2017/10/13)は 27、
(引用:Happy Hiring!!  http://happy-hiring.hatenablog.com/ )

エンジニアの努力など色んな要素が合わさって伸びているものと思っています。 ネタを作る仕組みが社内にあること、アウトプットの文化が根付くこと、 この2つでだいぶブログが活性化されました。

ブログの運用を通して、継続の大切さや改善していく楽しさを学べたので、 最初は本当に悩みが多かったですが、エンジニアや色んな方に助けられ続けてきて良かったです。 思うままに書いてきましたが、書ききれていない事も多くあるので、 また別の機会に、ちゃんとまとめて書けたらと思います。

次回は弊社エンジニアの @mitsuyoshi より、『iOSの再利用可能なContainerViewControllerについて』です!